鎌倉彫資料館では伝統工芸と地域の魅力あふれる歴史文化を伝えることを目的として、これまで市内の文化施設や事業者と連携し、様々なワークショップやイベントを行ってきました。今年度は「長谷観音」で知られる鎌倉長谷寺にご協力をいただき、鎌倉彫の誕生と関わりのある中世鎌倉をテーマとして“懸仏(かけぼとけ)”にスポットを当てたワークショップイベントを行います。
鎌倉長谷寺の代表的なコレクションである6面の懸仏は、鎌倉彫が生み出された頃と同時期にあたる鎌倉時代末期から室町時代に制作されました。いずれも直径70センチを超える大型の懸仏で、中世の鎌倉長谷寺における信仰の様相を伝える貴重な作例として国の重要文化財に指定されています。
本ワークショップでは、鎌倉長谷寺学芸員による懸仏の講座に加え中世から伝わる鎌倉彫の技術を用いて懸仏を制作することで、鎌倉彫と懸仏それぞれの魅力をお伝えします。また、中世の食事をイメージした特別ランチもご用意いたします。
本ワークショップをとおして中世鎌倉に思いをはせながら、鎌倉についてより深く知る機会となれば幸いです。
特別ワークショップイベント『鎌倉彫と懸仏-知る・作る・楽しむ-』
【限定メニュー特別ランチ付き】
主催:鎌倉彫資料館 協力:宗教法人 長谷寺
【イベント内容】
・講座: 懸仏とは?-70分
・ワークショップ: 鎌倉彫で懸仏づくり-70分
※彫刻した懸仏は、職人が摺り漆塗りを施して約3か月後に完成となります。
・ランチ: 中世鎌倉ごはん(デザート付き)-約100分
【開催日時】 2023年 3月21日(火祝) 10時30分~14時30分
【会場】 鎌倉彫会館(4階/教室、3階/資料館、1階/カフェ)
【講師】 三浦浩樹氏(鎌倉長谷寺学芸員)、赤井裕明(鎌倉彫資料館館長)
【対象】 16歳以上
【定員】 先着25名
【参加費】 10,000円(入館、材料、漆塗り、ランチなどすべての費用込み)
【申込み方法】
以下のフォームか、チラシ画像に掲載しておりますQRコードからお申込みください。
申込URL:http://forms.gle/C3VwPvf7K8JU9M8U7
2023年2月11日(土)10:00~受付開始 ※受付開始前の申込みは無効。
※キャンセル・変更受付は、3月18日(土)までとなります。
皆様からのご参加お待ちしております。